災害直後、数時間でやってくるもの
大きな災害に見舞われて食欲がなくなったとしても、必ずやってくるもの。それは尿意です。
およそ4割の方が3時間以内
7割の方が6時間以内にトイレに行きたくなるといいます。
自宅で被災した場合、上下水道の破損がない場合なら問題ありませんが、外出中だったり、上下水道に破損の恐れがあったらトイレは使えません。
それにトイレが使えないことを知らずに利用してしまうと、その後の汚染にもう歯止めがききません。どんどん時間を重ねるごとに、誰も利用したくない地獄のような状態になっていきます。
そこで大事になるのが「携帯トイレ」などの非常用トイレです。
【状況別】持っておきたい非常用トイレとは?
ただただ闇雲に非常用トイレ持っておけばOK! なんてことをしていたら、本当に必要な時に困ってしまうことも。
状況に合わせて用意をすれば、無駄も減ってお得になるケースもあります。
ぜひご自身の生活環境や、日常の行動と照らし合わせて、どんなトイレをどのくらい用意したらいいのか参考にしてくださいね!
外出中なら「携帯トイレ」1つ〜2つ
万が一外出中に大きな災害に遭ったら…考えるだけでも嫌なことですが、2011年に発生した東日本大震災はみんなが出かけていることが多い午後14時。
自宅に戻ることができない、戻れたのは夜中や翌朝などなど、被害状況によって帰宅できるのかできないのか、状況は大きく変わります。
そんな中、待ってくれないのが尿意。
発災後3時間でおよそ40%の人が、6時間で70%の人がトイレに行きたくなると言います。
大きな地震や水害、土砂災害が発生した場合、トイレが使えないこともあります。
トイレの水が流せなくても、トイレの個室が使えるなら、携帯トイレが使えます!
中には、流れないトイレで用を足してそのままの状態で立ち去る不衛生な人もいるかもしれません。
誰か一人がそんなことをしてしまったら、もう取り返しがつかない状態までひどくなることもあります。
実際に過去の震災ではそのようなケースが散見されたと記録に残っています。
在宅なら「非常用トイレ」3日分〜7日分
下水道設備に破損がなく、復旧がスムーズにいけばそこまでの備蓄は必要ないかもしれません。
でも、復旧が長引いたら…。でもでもと考え続けたらキリがありませんが、7日分を一つの目処として用意してみてはいかがでしょうか。