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【防災士監修】ずぼらでもできる!災害時の水の備え方、正解はこれでした!

難しいことは一切なし!超簡単に備える

水は生命維持に欠かせないモノですが、そんなこと言ったってどのくらい用意したらいいのか悩みますよね。だから1人1日3リットル。この数字だけ覚えておけば、あとは必要な日数と人数をかけるだけ。

今回はその数字をもとに、政府が提唱する最低3日分の水の備蓄量、できれば1週間分の水の用意と、外出中に被災した場合に持っていると安心の水の量をご紹介します。

1.1日に必要な水の量

災害時に必要とされる1日の水の量は、以下のように考えられています。

1人当たり1日3リットル(飲料水としては約1.5リットル、残りは食事や手洗いなどに使用)

普段の生活で1日あたりどれくらい使っているかをあまり気にする機会がないと、この3リットルはとても多く感じるかもしれません。でも、歯を磨いたり、顔を洗ったり、タオルを濡らしたり、ご飯を炊いたりなど、何も気にせず使っていると3リットルってあっという間。意外と使うんですよね。

備蓄量の目安:一般的に最低3日分(9リットル)、できれば1週間分(21リットル)を用意しておくと安心です。
一箱は、2リットル×6本=12リットル(4日分/1人) です。
家族2人なら、1日3リットル×2人×3日分=18リットル(1.5箱)。1人1箱(合計2箱)もあれば最低ラインの3日分以上は確保できますね。
家族4人なら、1日3リットル×4人×3日分=36リットル(3箱) となります。
1人暮らしなら、21リットル(約2箱)
家族2人なら、一人当たり21リットル×2人分=42リットル(3.5箱)
家族4人なら、一人当たり21リットル×4人分=82リットル(6.8箱≒約7箱)
1箱12リットルが1人4日分と考えれば、どうにか頑張って3日分を備蓄計算をしようと考えるのではなく、水は1人4日分を備蓄で解決。難しいことは考えなくてOKになります。
だから5人家族なら5箱で4日分。3人家族なら3箱で4日分。となりますね!家族の人数分の箱買いをするだけなので超簡単です!

2. 外出時に持っておくと良い水の量

外出中に被災した場合は、すぐに水を確保するのが難しいため、少量でも持っていると役立ちます。

最低500mlのペットボトル1本:緊急時にある程度の時間をしのぐことができます。
700ml~1リットル程度を持ち歩くのが理想的:特に交通手段が制限される都市部では、長時間の移動や待機に備えてこの量があると安心です。

どうしても飲料水を確保できないという場合は災害ベンダー(災害時に停電やライフラインの断絶が発生した場合、飲料などを無償で提供できる自動販売機)を探してみてください。

災害ベンダーとは・・・
普段は通常の自動販売機として動いていますが、災害時は手動や非常用電源で稼働し、無料で飲料が提供される仕組みが備わった自動販売機です。オフィスや病院、学校、公共施設などの避難所となる場所にあれば緊急時のライフラインになるので、比較的そういった場所に設置されていることが多いです。いつもの通勤やお散歩の時などに気にかけておくと、いざという時に役立ちますね。

持ち運びのポイント

  • 折りたたみボトル小型の浄水器をカバンに入れておくと、給水ポイントが見つかった場合に役立ちます。
  • 災害用の水ボトルもしくは防災グッズとしてのポーチに小さな水ボトルを入れておくと、日常生活でも使いやすいです。

簡単にできる防災のために、無理なく日常に組み込みやすい方法を選ぶと良いですね。小型の浄水器については、防災士の筆者が実際に使用しているおすすめ品を別の記事にてご紹介します。

3.水道水の保存期間

断水になる前に水を溜めておくのも一つの手。水道水の保存期間は、常温では3日ほど、冷蔵庫に入れると10日ほど持つと言われています。

水道水には殺菌のために塩素などが含まれており、これが雑菌の繁殖を抑えています。しかし、長期間保存すると塩素の効果が薄れて細菌が増えやすくなり、飲み水としては適さなくなってしまうので要注意です。

これが正解!飲用水と生活用水を上手に使い分け!

ここまで読んでくださった方なら、もうピンときていますよね!

飲み水として使うのは長期保存が可能な市販のもの、生活用水として使うのは水道水の汲み置きを利用。

といった具合で、状況に応じて使い分けると、飲み水として用意していた市販の水を無駄なく使うことができそうです。

とはいえ、いざという時に水道水の汲み置きはなかなか難しいもの。でもこの知識があるだけで、備えなければ……という気持ちがグッと楽になったのではないでしょうか?

このサイトでは「ずぼらでもできる防災術」をコンセプトに、防災士の筆者が、日々無理なく生活していたら防災につながるヒントをお届けしていきます。

記事の概要をInstagramでも投稿していきますので(準備中)、まだまだ始めたばかりで投稿数は圧倒的に少ないですが、ぜひフォローをしていただき、一緒にこのwebサイトとInstagramのアカウントを見守り育てていっていただけると嬉しいです!

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