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【防災士監修】計算不要!非常用トイレの必要数一覧表

外出中の正解はこれ!「携帯トイレ」

もしもエレベーターの中に閉じ込められたら…
どこのトイレも使えない状況になったら…
トイレが近くになく、帰宅困難になったら…

そんな状況になったら最悪です。でも尿意は待ってくれません。

そんな時に一つでも持っていると便利なのが「携帯トイレ」。

携帯トイレ:凝固剤の入った袋を手で持って使用するタイプ

1回分が手のひらに収まるサイズで販売されているので、いつものカバンに一つはぜひとも用意しておいて欲しいアイテムです。

トイレだけでなく吐気をもよおした時にも使えますし、カップ麺などの汁を捨てたいという時にも役立ちます。
他にも凝固剤に水を加えることで、打撲や熱中症などのアイシングに使うこともできます。

一つ持っているだけで絶対に安心できるアイテムですので、お守りがわりに一つ持っておくことをおすすめします。

自宅用の正解はこれ!「簡易トイレ」「非常用トイレ」

自宅のトイレが使用できなくなる原因は、なにも地震だけではありません。

洪水による河川の氾濫などによって浸水し、上下水道が使えなくなることも多くあります。

もちろん地震による揺れで上下水道の管の破損、ずれなどが発生し、水やトイレが使えなくなります。

トイレが使えないかもしれないという状況でトイレを使用してしまうと、汚水が逆流してきたり、流れないので不衛生な状態になったり。

マンションの場合、上階で用を足すと下の階のトイレや洗面所などから下水が逆流してくることもあります。

大きな地震で、もしかしたらトイレ使えないかも…と少しでも思ったら、自分の勘を信じて使用しないこと。下水管が破損していないことを確認できたら使用するようにしましょう。

そんな時に必要なのが簡易的な便座がついた「簡易トイレ」や、自宅のトイレに被せて使用する「非常用トイレ」です。

簡易トイレ:ダンボールなどの枠を広げて、排便袋・凝固剤を設置し、簡易的な便座を被せるタイプ
非常用トイレ:自宅のトイレの便座に排便袋を被せ、凝固剤を入れて使用するタイプ

でもこれってどのくらい用意しておけばいいのかわかりませんよね。

箱で売っているけど、何個入りを買えばいいのか。使用期限はあるのか。

一目でわかる非常用トイレの備蓄量(表あり)

以下に、家族の人数ごとの非常用携帯トイレの必要数をまとめました。1人あたり1日に5回使用すると仮定しています。

家族人数 3日分の必要数 1週間分の必要数
2人 30個 70個
4人 60個 140個
5人 75個 175個
3日分の必要数 = 家族人数 × 5回/日 × 3日
1週間分の必要数 = 家族人数 × 5回/日 × 7日
ちなみに保存期限は5年〜10年と記載されているものが多いと思いますが、凝固剤が入っている袋に穴が開いたりなどしていればそれよりも早く使用不可能になることも。高温や多湿を避けて保管しておくようにしましょう。

絶対これ忘れないで!「防臭袋」

非常用トイレなどに付属されている袋には2種類あるのをご存知ですか?

一つは消臭袋、もう一つは防臭袋。

できるなら消臭袋ではなく、防臭袋を用意して欲しいと思います。

正直言って、消臭袋や消臭剤入りの凝固剤だけではにおいは防ぎきれませんし、排便袋に防臭機能が備わっている製品を見たことがありません。

しかも発災後のごみ収集はいつになるのか見当もつきません。収集に来るまでは自宅保管をすることに。においはあっという間に周囲に漂い始め、虫を引き寄せます。

ですので、防臭袋を用意しておくのが得策です。

ペットのうんち、子供のおむつ、介護のオムツなどを捨てる際に使う防臭袋がとても優秀です。

スーパーでは生ゴミなどのにおい対策として防臭袋を置いているところもあります。

100袋入って数百円〜1000円ほどで販売されていますので、ぜひ用意しておいてください。

効果としては犬を飼っている筆者が実証済み。犬の○を防臭袋に入れると、次のごみ収集まで全く匂いを感じません。

実験としてすりおろしニンニク大さじ1を防臭袋に直接入れて1週間放置しましたが、これもまた驚くほどにおいを感じませんでした。

というわけで、携帯トイレ、簡易トイレなどの他に「防臭袋」をぜひ用意しておいてくださいね!

防臭袋があれば、夏場の生ゴミも匂いを気にせず捨てられるのでおすすめですよ。

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